株式会社アートローグ(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役CEO:鈴木大輔)と、船場の辰野株式会社(本社:大阪府大阪市中央区、代表取締役社長:辰野光彦)は「船場アートサイトプロジェクト」を立ち上げ、そのキックオフイベントとなる「船場アートサイトプロジェクト Vol. 01」を開催します。
商都大阪を支えてきた船場地区は、近年、インバウンド需要によるホテルや職住近接によるタワーマンションの建設が進み、「暮らしが息づく街」、「職、住、遊がバランスよく調和する地域」へと変化を遂げつつあります。2025年の日本国際博覧会(大阪・関西万博)開催を機として、大阪がドラスティックな変化の時を迎えている中、「船場アートサイトプロジェクト」では、大阪の中心である船場地区をアートでアップデートし、国内外に向け一大アートサイトとしてリブランディングを試みる予定です。
そのプロジェクトの第一弾として、1970年大阪万博の前年に竣工した辰野株式会社所有の「船場エクセルビル ※(旧)船場合同ビル」をアーティスト、クリエイター、アントレプレナーや団体等と共に、クリエイティブな発想で活用します。2006年から2011年までの間、このビル内には大阪市立大学のサテライト施設である「船場アートカフェ」が設けられ、建物の一角を中心に、アートとコミュニティに関する研究実践、文化芸術を介した都市再生への試みが展開されてきました。
私達は、そのDNAを受け継ぎ、船場エクセルビルにおいては、アーティストやクリエイターだけでなく、ビジネスパーソン、地域にお住まいの皆様がアートを中心に集い、出会うイベントやプロジェクト等を開催して参ります。
各時代において様々な役割を果たしてきたアート。多義的で多様な価値観を包摂するアートは、近年、多様な個が豊かに息づく共生社会を実現するための手段として注目を集めています。アーティストが自分なりの価値判断の軸を持ち、自身を取り巻く社会と対峙し、表現されるアートは、「既存」の「何か」ではない、新たな「意味」と「価値」をつくり出します。「船場アートサイトプロジェクト」では、他者を思いやる想像力と未来を生み出す創造力を生み出すため、船場という場を変革して参りたく存じます。これからの船場では、アートによって地域の価値を掘り起こし、魅力を高めると共に、船場で過ごす日常をより心豊かで創造性に富んだものに転換していきます。
船場アートサイトプロジェクトメンバー
実行メンバー:
辰野株式会社 他
顧問:橋爪紳也(大阪府立大学研究推進機構特別教授、船場倶楽部特別顧問)
事務局:株式会社アートローグ
船場アートサイトプロジェクト Vol.05
Study:大阪関西国際芸術祭 vol.3のメイン会場のひとつである船場エクセルビルにて、ストリートとアートの関係を再考し、危機の時代におけるストリートを模索する展覧会『STREET 3.0:ストリートはどこにあるのか』を開催します。